この投稿はプレイヤーの一二三んさんに書いてくれました。
このキャンペーンは、私に作られたシナリオ、そしてルールブックの「目には目を」というシナリオで続ける予定です。この投稿は私が作ったシナリオの終わりです。
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前回の続き
シュゼットは村長さんの家へ呼ばれ、何も疑うことなくトコトコとついていく。
あまり豪華とは言えない玄関を通ると、応接室に通された。
応接間には、3人の先客が居た。
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PL:スローラーナーさん
名前:シュルツ
種族:人間
性別:男
年齢:25歳
職業:見習い魔術師
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彼は首都アルトドロフで魔術を学ぶ学生だ。
魔術師の位は見習い魔術師。
年齢が25にして見習い魔術師なら、少々遅咲きだろうか?
ただ魔術の才能を見るのに、年齢はあまり関係ない。
魔術の才能があっても、周りの環境によってはその才能が埋もれてしまう事など良くある。
10代前半から魔術学院に通える子もいれば、シュルツの様に20を過ぎて魔術の基礎を学ぶ人も居る。
彼は中肉中背の目立たない男で、粗末なローブを着ている。
今は学園の冬休みを利用して、国内を探索してるらしい。
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PL:楓君
名前:ハインツ
種族:人間
性別:男
年齢:21歳
職業:兵士
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手に槍をもった、厳つい兵士である。
身に着けてる盾や鎧は、歴戦の証である傷跡が無数に刻まれてる。
年齢はまだ若く、熟練と呼ぶほど年をとってないが、若輩と呼ぶほどではないようだ。
当然、それなりに腕が立つだろう。
彼がどこの地域の兵士かはしらないが、どことなくドワーフの臭いがした。
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PL:てんちょーさん
名前:アルソン
種族:エルフ
性別:男
年齢:80歳
職業:盗賊
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茶色いフードが、その男の全身を隠すように覆ってる。
背中を壁に預けてあまり目立たない。
口数も少ないので、最初シュゼットがこの部屋に入ったとき、彼の事に気づかなかった程だ。
シュゼットは遠慮なく、彼のフードを覗き込む。
彼女の行動に悪気はない、ただこういった世間知らずで無神経な行動は、あとあと痛い目をみるだろう。
フードの中を覗き込んで、シュゼットはびっくりした。
エルフだ!この人、エルフだ!
このアルトドロフでは、エルフはあまり見かけない。
大概のエルフはローレローンの森から、一歩も外に出ようとしないのだ。
どこにでも居るドワーフやハーフリングとは、偉い違いである。
*** *** ***
という訳で一同は村長さんの家にあつまった。
そこでこんな依頼をされた。
「この村の周りに居たビーストマンとグリーンスキンが、急に居なくなった。居なくなってうれしいが、原因を調べてほしい」
村長は報酬として、一人頭銀貨20枚を提示した。
この金額は1ヶ月分の衣食を満たすのに、十分な金額だ。
4人は少し悩んだりもしたが、結局は依頼を受けることにした。
村長に詳しい話を聞くと、以下の事が分かった。
・グリーンスキンのキャンプは、簡単に見つかるらしい。
・数も少ない。
・キャンプはこの村から徒歩で1日程の距離。
PCは他にも情報を集めるべく、村を散策する。
調べるとグリーンスキンに一番詳しい村人が【汚い象】という酒場で飲んだくれてるらしい。
さっそくその酒場へ向かう。
*** *** ***
この酒場は【汚い】象と言う名前を表してるとおり、えらく汚い酒場だ。
店の床にはあまり見たくない汚物が飛び散っており、嫌な臭いが鼻を突く。
酒場には3人の客がいた。
飲んだくれてるオッサンと、飲んだくれてるドワーフと、そのドワーフにまとわり付いてる商売女だ。
グリーンスキンに詳しい人というのは、飲んだくれてるオッサンだ。
一行は話を聞くために、店の中へ足を踏み入れた。
すると一向に目をつけたドワーフが、エルフを睨んでこう言った。
「エルフくさいです!フ○ッキン!」
ドワーフは鼻を摘みながら、店を出て行く。
出て行く際に、中指を立てるのを忘れない。
ドワーフとエルフの仲が悪いのは、この世界の常識だ。
両者の因縁は長く、こう言ったやり取りも、さして珍しくは無い。
だが問題はこれで終わらなかった。
ドワーフにまとわり付いてた商売女が、エルフに突っかかってきたのだ。
「よくもあたしの商売を邪魔しやがって!このままじゃすまないよ!」
商売女は仕事の邪魔をした賠償として、エルフに銀貨2枚を要求してきたのだ。
エルフの森と違って、人間の住む場所ではこういう事が多々ある。
続く
ウォーハンマー3版のシステムの感想
※リングテイルのプログで今回のレポを上げてます。
http://www.ring-tail.com/blog.php
あわせて以下の文章を読むと、より分かります。・・・たぶん。
僕が上げた一枚目の画像を見ても分かるとおり、もう2版とはまったく違うシステムです。
最初キャラクターシートやカードを渡された時は「ボードゲームみたいだな」と思いました。
キャラクターシートを見ると、2版では47あった技能が3版では18に減ってます。
これが良くなったのか悪くなったのかは、まだプレイが浅いので分かりません。
ただPCがかなり万能になったんじゃないかな?と思います。
攻撃や異能は、全てカードになったみたいです。
見た目はとても分かりやすいですね。
英語が分からない僕でも、イラストを見てすんなり分かりました。
またこのカードを使った戦闘は、とてもユニークです。
ただ場所を多くとってしまうのが、難点ですね。
スチュさんの翻訳
スチュさんがカードを翻訳したので、その画像を乗せます。(2枚目と3枚目ですね)
彼は全員のカードを、こうして丁寧に翻訳してくれたのです。(それも無料で!)
翻訳も意味が分からないという事はないです。
むしろいい味が出てます。
洋ゲー好きなくせに英語が弱い僕は、あばばばばばーです。
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